モダンとミニマリスト
シンプルこそ美学
ピュアなシンプルに感化されたモダンかつミニマルな外観は、ちらかってごみごみした感じからかけ離れた、清潔感あふれる生活を楽しむことが原点となっています。その顕著な例としては、とにかくシンプルに仕上がっているけれど、熟慮されて製作された作品や一流職人技術の作品があります。
文化や文明を通してみても、シンプル生活の必要性と風潮は、デザイナーたちに何世代にも亘るインスピレーションを与えてきました。家具の一部またはオブジェクトとしてのそのデザインの形と機能は、その外観の主要な判断基準となっています。その基盤となる必要な部分以外は割愛し、その後に残されたものこそが、デザイナーがその作品から表現しようとするものになります。
こうしたことは、ちょっと芸術家気取りに聞こえるかもしれません。しかし、例をご覧いただければ、申し上げていることの意味がお分かりいただけることでしょう。ドイツ人建築家ミース・ファン・デル・ローエの作品をご覧下さい。前世紀の初期の頃になりますが、彼は「シンプルこそ美学」という名言を作りました。彼の建築物や家具をご覧いただければ、例えば1929年に初めて作られたBalcelona chair (1)は現在はモダンな素材を使用して製造されていますが、ピュアなデザインで、どこか自然なシンプルさが今もなお伝承されていることが、お分かりいただけることでしょう。
シンプルライフ
モダン家具とミニマルな生活は、冷たくて硬い感じである必要も、落ち着きすぎたり、まるで修道院のように見せる必要もありません。概して実用的でなかったり、見栄えも良くない最先端にはしる必要もありません。一番大事なことはあなたに合ったたシンプルさのレベルを見つけることです。シンプルに必要なのは、本物の素材と空間を大切にすることだけです。
散らかしたり装飾品でごちゃごちゃさせなくても、空間や照明を上手に利用して装飾する方法はたくさんあります。シンプルな生活により、よりリラックスした、閑静な人生を送ることができます。禅における考え方やオリエンタルな清浄と霊性は、高層建築物のデザインからシェーカーコミュニティーにいたるまで、シンプルな生活で多くを得るという波及効果をもたらしています。
シンプルな白い壁に備え付けた照明や、十分なスペースに置いた目を釘付けにするような家具のきれいなラインは、ごちゃごちゃした生活から抜け出す心の準備ができていたり、隅々まで片付ける為に目立ちすぎない程度の収納や調度品を組み立てようと考えているなら、簡単に実現することができます。実にその価値を最大に活かしつつも、十分なスペースをとることができます。ミニマリスト的な見栄えを実現するために、建築士がデザインした特別の家に住む必要はありません。もう少し精選して、定期的に生活の片付けをすればいいだけです。
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Balcelona chair
(1)
Le Monde
Apta chest of drawers
Modus
Atavola
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